神戸観光を1日で満喫!地元民が教える王道モデルコース

メリケンパークの夜景 神戸観光
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「時間は限られているけど、定番は押さえたい!」という方が神戸観光を1日で楽しむなら、山手の北野異人館からスタートし、三宮・元町方面へ出て南京町を楽しんだあと、メリケンパーク・ハーバーランドまでを巡るのがおすすめです

このコースは市内の山側から海側へ移動するコースで、効率よく回れて満足度の高い神戸観光になっています。

というわけで、地元民が教えるおすすめの1日観光モデルコースをご紹介します。

神戸観光1日モデルコースのスケジュール

神戸の街は三宮・元町エリアを中心にして、山側の北野異人館街と海側のメリケンパーク・ハーバーランドなどベイエリアに分かれています。

山から海への移動をするこちらのコースなら、効率的に観光ができますよ。

  • 午前:北野で異人館めぐり
    おすすめ異人館3つをまわってみましょう。周辺を散策したりカフェでひと休み。
  • 昼過ぎ~午後:三宮センター街や元町商店街を散策後、南京町へ
    北野異人館街から北野坂を下りて三宮へ。センター街や元町商店街でショッピング。
    その後、南京町へ向かいましょう。
  • 午後~夕方:メリケンパーク・ハーバーランドで神戸港を満喫
    南京町から徒歩でメリケンパーク、遊歩道沿いに歩いてハーバーランドへ。
    海辺の景色を楽しめる日中と、ライトアップした夜景の両方を味わうのがおすすめ。

午前中は北野で異人館めぐり

北野異人館街へのアクセス方法

北野異人館街へのアクセスは主に4つ。

  1. 三宮駅から徒歩 約15~20分
  2. 新神戸駅から徒歩 約10分
  3. 三宮付近から周遊バス・シティーループに乗車 約10~15分
  4. 三宮駅または新神戸駅付近からタクシーに乗車 約5分

1.三宮駅から北野坂経由で

異人館街へ向かうなだらかな北野坂

北野坂のなだらかな坂道を登ります。観光気分を楽しみたいなら北野坂を登るのがおすすめ。

2.新神戸駅から北野通り経由で

異人館街へ続く新神戸駅付近の北野通り

新幹線・地下鉄「新神戸駅」から北野通りを歩いて異人館街へ約10分。
布引ハーブ園下の住宅街の坂道です。

北野遊歩道の林の中の道

布引ハーブ園ロープウェイのりばから、北野遊歩道を経由して異人館街へ行くこともできます。

林の中を通る気持ちのよい小径を歩けば、15分ほどで異人館街へ到着。
北野遊歩道から北野異人館への行き方はこちらの記事ををご覧ください。

3.三宮付近からから周遊バス「シティーループ」で

北野異人館のバス停に停車するシティーループ

シティーループ」のバス停「北野異人館」で下車すれば、異人館街のメインストリート。

おしゃれレトロなバスに乗って、車窓から神戸の街並みを眺めると観光気分もアップ。

4.タクシーに乗車

タクシーは手っ取り早く北野異人館街へ行きたい人向け。三宮駅や新神戸駅付近からなら乗車時間は約5分。

異人館街までのアクセス方法をまとめた記事もぜひご覧ください
北野異人館街へのアクセス完全ガイド!神戸観光を楽しむための最初の一歩

異人館めぐりと周辺の散策

おすすめの異人館ベスト3

  • 風見鶏の館 
  • 萌黄の館  
  • ラインの館

国指定重要文化財「風見鶏の館」と「萌黄の館」、神戸市認定伝統建造物「ラインの館」の3館はぜひ押さえましょう。

風見鶏の館

山を背にする北野のシンボルの風見鶏の館

北野のシンボル「風見鶏の館」

ドイツ人の貿易商トーマス氏が建てたこの館は明治42年頃建てられました。

風見鶏の館の門扉

「Rhenania」レナニアの文字の門扉。「ライン地域」という意味だそうです。

萌黄の館

緑が美しい萌黄の館

グリーンの外観がロマンチックな「萌黄の館」

明治36年にアメリカ総領事ハンター・シャープ氏の邸宅として建てられました。

萌黄の館1階の食堂兼居間

こちらは1階入ってすぐの食堂兼居間。

窓の格子が美しい萌黄の館の2階ベランダ

2階ベランダの美しい窓の格子。窓からの神戸の街並みもお見逃しなく。

「風見鶏の館」と「萌黄の館」の2館セット券を購入するのがお得。

ラインの館

神戸市認定伝統的建造物のラインの館

「ラインの館」の旧ドレウェル邸は大正4年に建築されました。

ラインの館1階応接間

1階応接間のようす。
まちあるきガイドの部屋や、町の歴史を展示した部屋、北野グッズのお土産ショップがあります。

「ラインの館」は無料!なのでぜひ立ち寄ってみてください。

時間に余裕があれば人気の「うろこの家」も組み入れるのもおすすすめ。
詳しい開館情報や施設案内は、北野異人館街の公式サイトをご覧ください。

周辺をゆっくり歩いて散策

北野天満神社
北の天満神社の入口

北野天満神社は知る人ぞ知るビュースポット。

北の天満神社から見た風見鶏の館と神戸の街並み

風見鳥の館の後ろに神戸市街と海が見える絶景フォトスポット。

石だたみの小道や路地裏の坂道を散策
北野広場の階段で絵を描く画家

北野町広場の階段では、画家が絵を描いています。まるで巴里?

住宅街の中の石畳の小径

住宅街の中の石だたみの小道。細い路地を縫うように歩くだけで楽しいですよ。

歩き疲れたらカフェでひと休み
北野通りの六甲牧場カフェ

北野通りの「六甲牧場カフェ」のソフトクリームでひと休み。

六甲牧場カフェのソフトクリーム・スペシャルミルク

「スペシャルミルク」(600円)。「風見鶏の館」近くのトーマス坂にもお店があります。

北野坂のスターバックスコーヒー神戸北野異人館店

異人館をリノベーションした「スターバックスコーヒー神戸北野異人館店」。

落ち着いた内装が素敵なスターバックスコーヒー神戸北野異人館店

人気店なので午前中早めの来店がおすすめです。

北野エリアには、建物の雰囲気を活かした個性的なカフェも多数点在。
異人館見学の合間にお気に入りのカフェを見つけてティータイムを楽しむことができますよ。

北野異人館街についてもっと詳しく知りたい方はこちらもぜひご覧ください
神戸観光なら外せない!北野異人館街の魅力とおすすめ散策スポット徹底ガイド

三宮・元町商店街&南京町

三宮・元町商店街でショッピング

北野異人館街を満喫した後は、北野坂を下って三宮・元町方面へ。シティーループで移動しても。

三宮センター街東側の入口

三宮駅から元町方面に向かって伸びる「三宮センター街」は神戸を代表するショッピングストリート。

大丸神戸店前交差点の神戸元町商店街の入口

三宮センター街を西へ進み、大丸前の交差点からは元町商店街へと続きます。
南京町は元町商店街のすぐ南側にあります。

南京町でグルメ・買い物・街歩き!

中国に行ったみたい!活気にあふれる南京町

南京町の東の入口の長安門

南京町の東の入口「長安門」は、大丸の道路をはさんで向かい側にあります。

長安門からすぐの南京町のメインストリート

中華料理店や食べ歩きグルメがぎっしり詰まったメインストリート。

人々で賑わう南京町広場とあづまや

南京町広場のあづまやでニーハオ!右は豚まんの有名店「老祥記」。

中国雑貨を扱うお店

中国雑貨やお茶などの中国の食品を扱うお店もたくさんあります。

南京町の市民トイレ臥龍殿と春節祭の龍

南京町の市民トイレ「臥龍殿」。超ド派手でびっくり!
旧暦の正月に行われる春節祭の龍の展示は一見の価値ありです。

南京町の西の入口の西安門

西の入口「西安門」。

食べ歩きグルメに舌鼓

南京町では小籠包、豚まん、ゴマ団子、北京ダック、スイーツなど、片手で楽しめるグルメが豊富。

足の向くまま、気の向くまま、お店をはしごしながら少しずつ色々な料理を試してみるのが楽しいですね。

豚まんの有名店老祥記の行列

豚まんの有名店「老祥記」はいつも行列ですが、お店の人はテキパキしているので回転は速いです。
1個単位での販売はしていないのでご注意。5個入り600円、10個入り1200円。

老祥記の豚まん5個入り

ちょっと茶色いこの皮が私は大好き。麹を使用でほんのり甘くてモチモチ。

黄金の本格北京ダック専門店華鳳

北京ダックが気軽に味わえる「黄金の本格北京ダック専門店 華鳳」。目の前の屋台で作ってくれます。クレープみたいな薄い生地にキャベツと包みます。

鉄鍋で焼かれるYUNYUNの小籠包は

YUNYUNの焼小籠包も行列店のひとつ。ビーフンで有名なケンミンのお店です。

南京町の街歩きでの注意点です。

  • 南京町はベンチが少ないので外では立って食べるのを前提に。
  • 食べ歩きで出た飲食物のゴミは販売した店舗で回収してくれるので、近くで食べましょう。
  • 老祥記など支払いが現金のみの店舗があるので小銭も用意。

南京町のこちらの記事もどうぞ。
【神戸・南京町】食べ歩きと中国文化を満喫する観光ガイド

ベイエリアを満喫!

海辺の絶景スポット!メリケンパーク

午後のひとときを楽しんだら、次はベイエリア「メリケンパーク・ハーバーランド」へ向かいましょう。

メリケンパークの入口

南京町の長安門(大丸側)からまっすぐメリケンロードを海へ向かえば、徒歩6分でメリケンパーク入口に到着します。
メリケンパーク ⇒ ハーバーランドの順でまわりましょう。

メリケンパークのポートタワーと海洋博物館

神戸ポートタワー」や「神戸海洋博物館」はベイエリアのランドマーク。

青空を背景にそびえる神戸ポートタワー

リニューアルして大人気、ポートタワーに上るのも楽しいですよ。

ポートタワーの展望デッキ

ガラス張りの屋上デッキからの景色は抜群。
展望フロア(大人1,000円)
展望フロア+屋上デッキ(大人1,200円)

ポートタワーに上る時間がない方は、低層階の無料エリアには雑貨ショップなどがあるので訪れてみてはいかがですか。

ポートタワー展望デッキから見た神戸港の眺め

ポートタワーから見た神戸港の眺め。
写真左上部はポートアイランド。

ポートタワーの「屋上デッキ」からの神戸の港、町、山の展望を体験した記事もご覧ください。
「神戸ポートタワーの屋上デッキが気持ちいい!ぐるっと360°パノラマビューの空中散歩」

海を背景にしたBE KOBEのモニュメント

メリケンパークの「BE KOBE」のモニュメントは絶好の写真スポット。

メリケンパークから海沿いの遊歩道を歩くと、自然とモザイクのある「ハーバーランド」へ。

ハーバーランド・モザイクでお土産探し

モザイクと海沿いの遊歩道

ハーバーランドのモザイクへ続く遊歩道。

モザイクの明るいショッピングストリート

明るくおしゃれな雰囲気のモザイクを歩いて、お土産を探しましょう。
カフェやレストラン、スイーツのお店から雑貨屋さんまであります。

ハーバーランドから見たメリケンパーク

ハーバーランドから見たメリケンパーク。大型客船が停泊していました。

ハーバーランドの大観覧車

大観覧車の後ろは「神戸アンパンマンこどもミュージアム」。

神戸煉瓦倉庫

大観覧車からすぐの神戸煉瓦倉庫。
明治時代の赤煉瓦倉庫が今は飲食店や雑貨ショップとして活用されています。

御座船安宅丸
ロイヤルプリンセス

海沿いを歩くだけでも楽しいですが、せっかくだから海から神戸の街並みを眺めてみませんか。

真っ白な「ロイヤルプリンセス」か、赤い和風の「御座船安宅丸」がお手軽に乗船できてよいですよ。

ロイヤルプリンセスは40分コース、御座船安宅丸は45分コース。
ともに乗船料は1700円。

神戸港遊覧船の神戸ベイクルーズ「御座船安宅丸」

停泊中の御座船安宅丸

江戸時代の船をモチーフにした御座船安宅丸は、45分で神戸港をめぐります。

御座船安宅丸の船内の様子

純和風な内装。

主な見どころは、川崎重工と三菱重工業の造船所、ポートアイランド、神戸空港、神戸大橋、明石海峡大橋など。

川崎重工の造船所ドック

川崎重工の造船所では、ジェットホイル、潜水艦などの造船、修理をしています。

安宅丸から見た神戸港と六甲山の山並み

神戸港と六甲山の山並み。

神戸港の夜景を堪能

海辺の景色を楽しめる日中だけでなく、夕暮れから夜にかけてライトアップしたロマンチックな雰囲気両方をぜひ味わってください。

ハーバーランドのライトアップした大観覧車

ライトアップされた大観覧車は刻々と色々な色へ変化します。

黄昏時のメリケンパークの夜景

トワイライトタイムのメリケンパークとレストランクルーズ船のコンチェルト。

メリケンパークの夜景

ピンクのイルミネーション。

モザイクの灯りと岸壁に集まる人々。

モザイクの灯りと岸壁の人々。

闇が深くなったメリケンパークの夜景

さらに夜の闇が深くなった頃。神戸港の夜景を神戸観光の締めくくりに!

ベイエリアの散策についてもっと詳しく知りたい方はこちらもぜひご覧ください
【神戸観光】南京町から歩くメリケンパーク・ハーバーランド! 海沿いの遊歩道散策ガイド

ハーバーランドから三宮方面へ戻るには最寄り駅は3つあります。

  • JR「神戸駅」
  • 神戸高速線「高速神戸駅」
  • 神戸市営地下鉄海岸線「ハーバーランド駅」

どの駅もモザイクから徒歩ですぐですが、わかりにくければJRを使うとよいでしょう。
各駅直結の地下街「デュオ神戸」を通って神戸駅へと移動します。

徒歩で巡るならここに注意!効率的なルートのコツ

さて、今回ご紹介した「北野異人館~三宮・元町(南京町)~メリケンパーク・ハーバーランド」の1日モデルコースは、実は全て歩いてまわることができます。

神戸はコンパクトな街なので徒歩でも十分楽しめますが、坂道や距離感には注意が必要です。
以下に注意点をまとめました。

  • 北野異人館街周辺は坂道が多い
    異人館エリアは山側にあるため、どこから行っても上り坂になります。坂道を歩き回るので思った以上に疲労することも考えて、周遊バスシティーループの利用も。
  • 南京町元町エリア)〜メリケンパークは徒歩圏内
    南京町からメリケンパークは平坦な大通りメリケンロードを歩いて6分ほど。メリケンパークからは遊歩道沿いにハーバーランドへ。
  • エリアごとに区切って回る
    三宮・元町を中心にして「午前中は山側の北野エリア」、「午後は海側のメリケンパーク・ハーバーランドのベイエリア」といったように、エリアを分けて移動することで無駄なく観光ができます。
    1日の中で何度も山側⇔海側を往復するのは避けましょう。

この記事をぜひ旅の参考にして、神戸観光を満喫してくださいね!


モリー

神戸市在住。神戸のお出かけスポットや、グルメの情報を地元民ならではの視線で発信しています。
趣味は夫婦で食べ歩き。観光客が行かないようなディープな下町界隈、神戸の歴史を調べたり神社仏閣も大好きです。

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