船の難所で海難事故が多かった和田岬を迂回するために、兵庫運河が作られたのは明治時代。
近代産業を支えかつては賑わった兵庫運河も、今はとても静か。晴れた日には穏やかな水面に、空と運河沿いの工場の建物が反射して、それは美しい景観を醸し出しています。
運河沿いの川崎車両兵庫工場には、懐かしい0系新幹線ひかりとこだまの車両が展示されています。
さざ波がきらめく兵庫運河
かつての繁栄をしのばせる運河沿いの工場群

御崎橋と周辺の工場。船も係留されています。
穏やかなさざ波が立ち、きらきらと光っている様はとてもきれいです。

御崎橋から高松橋を望む。
須磨方面へと続くこの兵庫運河は、明治32年に開通しました。
繊維業、製粉業、製糖業など近代産業の発展とともに、かつてはこの運河を多くの船が行き交ったことでしょう。

天気のよい日は、穏やかな水面に青空と工場などの建物が反射して、美しい景観を醸し出しています。

運河の向こうのノエビアスタジアムは、ヴィッセル神戸の本拠地。
運河沿いの道は、浜山キャナルプロムナードと呼ばれ、散歩するにはもってこいです。
左手にある人工の干潟は、潮の満ち引きで大きくなったり、小さくなったりします。
和田岬線と川崎車両のひかり・こだまの車両展示

JR兵庫駅と和田岬駅を結ぶ和田岬線。兵庫駅の次は和田岬駅という、区間はなんと1駅のみ。
和田岬駅周辺の三菱重工など工場通勤客のための路線で、朝夕の通勤時間帯のみ運行します。

川崎車両の兵庫工場。鉄道車両を造っているので、工場もなが~いですね。

西側のこの一区画はレンガ造りで歴史を感じさせます。

丸いお鼻とつぶらな目がかわいい「お召装飾0系」ひかりと、「皇太子殿下ご結婚記念新婚列車ちよだ号」のハート型飾り看板のこだま。

脇を運河が流れ、後ろには本社ビルが見えます。
インフォメーション
アクセス
・兵庫運河
神戸市営地下鉄海岸線 御崎公園駅より徒歩4分
または、JR神戸線 兵庫駅より徒歩23分
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