メリケンパークからハーバーランドまでのルートは、神戸らしさがギュッと詰まった特別な散歩道です。
メリケンパークは南京町のある元町からは徒歩ですぐ近くなので、メリケンパーク → ハーバーランドのルートでまわるのがおすすめ。
というわけで、南京町から歩くメリケンパーク・ハーバーランドのアクセスと楽しみ方を紹介します。
※記事内の情報は執筆当時のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。
歩いて楽しもう! メリケンパーク・ハーバーランドまでのルート
どこにあるの?メリケンパークとハーバーランドの基本情報
メリケンパークとハーバーランドと名前が分かれていますが、神戸港をはさんで隣同士にあるのでほぼ一緒です。
狭い範囲に多くの観光スポットが凝縮されているので、エリア別に観光スポットをまとめました。
メリケンパークエリア
- ポートタワー
- 神戸海洋博物館
- BE KOBE モニュメント
- スターバックスコーヒー神戸メリケンパーク店
メリケンパークとハーバーランドの中間エリア
- かもめりあ
- 神戸ベイクルーズ
- boh boh KOBE
- ルミナス神戸2
ハーバーランドエリア
- 神戸ハーバーランドumieモザイク
- 大観覧車
- コンチェルト
- 神戸アンパンマンこどもミュージアム
- 神戸煉瓦倉庫
- 川崎重工の造船所ドック

ポートタワーから見下ろしたメリケンパークがこちら。
メリケンパークは開放感たっぷりの公園で、神戸港の美しい海や景色をを楽しめます。

一方、ハーバーランドはメリケンパークのすぐ西側に位置しており、ショッピングモールやレストランが並ぶumieモザイク、そして観覧車が目印の賑やかなエリアとなっています。
メリケンパークとハーバーランドは中間エリアにあるベイクルーズの乗船乗り場の遊歩道を経由して、徒歩で簡単に行き来できる距離にあります。
南京町から徒歩でメリケンパークへ
なんとなく遠いイメージがあるメリケンパークですが、南京町のある元町からは徒歩ですぐ近くです。
南京町で中華の食べ歩きを楽しんだあと、そのままメリケンパークまで歩くのがおすすめです。

南京町の長安門は南京町の東側の門でメリケンロードに面しているので、メリケンロードを南(海方面)へ進んでメリケンパークを目指します。

メリケンロードをずっとまっすぐ進みます。突き当たりに見える高速道路の高架のところがメリケンパークの入口です。

徒歩6分でメリケンパークの北側入口に到着~。
南京町から行く場合、メリケンパーク → ハーバーランドの順に回ることになります。
ハーバーランドを観光したあとの帰り道ですが、JR神戸駅まで歩いて電車で三宮方面へ戻るとよいですよ。
神戸駅方面からもメリケンパーク・ハーバーランドへ行くことができます。
神戸駅方面からはハーバーランド → メリケンパークの順でまわりましょう
ハーバーランドの最寄り駅は3つあります。
- JR「神戸駅」
- 神戸高速線「高速神戸駅」
- 神戸市営地下鉄海岸線「ハーバーランド駅」
どの駅からもハーバーランドまで徒歩ですぐですが、わかりにくければJRを使うとよいでしょう。
各駅直結の地下街「デュオ神戸」を通ってハーバーランドへ移動します。
開放感あふれるメリケンパーク
人気ランドマーク神戸ポートタワー
神戸の象徴といえば、やはり真っ赤な神戸ポートタワー。神戸ポートタワーはメリケンパークにあります。
展望台からは神戸の街並みと港、六甲山の景色を一望できます。

鉄塔の美女と呼ばれる美しい鼓型のフォルム。

高さは108m。真下から眺めるとこんな感じです。

ポートタワーに上ってみるのもとても楽しいですよ。2024年にリニューアルして大人気のポートタワーに上った記事はこちら。
【神戸観光】ポートタワーの屋上デッキが気持ちいい!ぐるっと360°パノラマビューの空中散歩

隣接する神戸海洋博物館は、波をモチーフにした美しいデザインが特徴。
中では神戸港の歴史や船に関する展示を楽しめ、子ども連れの観光客にもおすすめです。
定番フォトスポットBE KOBE

見逃せないのがBE KOBEのモニュメント。観光客の定番フォトスポットとなっており、いつも写真撮影の行列ができています。

公園には他にもオブジェや記念碑がたくさん。こちらはユニークな形のオルタンシアの鐘。
第1回神戸ファッションフェスティバルの開催を記念して設置されました。

海のロマンに生きた青年たちをイメージした記念碑、神戸海援隊の碑。
公園内のいろいろなモニュメントや記念碑を探してみるのもおもしろいですね。
ベンチや緑の芝生でのんびり

メリケンパークにはベンチがたくさんあるので、休憩をかねてゆっくり景色を眺めるにはもってこい。緑の芝生の上でのんびりするのもよいですね。
スターバックスコーヒーメリケンパーク店は眺めが最高。

大きな船と見間違えそうな神戸メリケンパークオリエンタルホテル。

遊歩道沿いにベイクルーズ遊覧船の乗り場があります。その向こうにはモザイク。
ハーバーランドで楽しむショッピングやグルメ
モザイクはフードスポットも充実

海沿いの遊歩道を歩くと、おのずとハーバーランドへたどり着きます。たどり着いた先はショッピングエリアと大観覧車などがあるモザイク。

モザイクのシンボルとして親しまれているのが大観覧車。

観覧車のすぐ後ろには神戸アンパンマンこどもミュージアムがあります。

大観覧車付近から見たメリケンパーク。
この日はメリケンパークオリエンタルホテル前の中突堤旅客ターミナルに、大型客船が寄港していました。

お腹が空いたら、モザイクのレストラン街へ。
和食、洋食、中華、イタリアンなど豊富にそろっています。おみやげ探しにもぴったり。
時間があればモザイクと2階連絡通路でつながっている大型ショッピングセンター神戸ハーバーランドumieをのぞいてみるのも。

モザイクを海の反対側からみたところ。
六甲牧場カフェのあたりは緑があって雰囲気もグッド。ここのソフトクリームは絶品ですよ。北野異人館街にもお店があります。
ロマンチックな神戸港の夜景

夕暮れが近づくと海辺の散歩道は、ロマンチックな雰囲気に。
大正10年に建設された旧神戸港信号所は、港の歴史を伝える歴史的建造物として保存されています。

刻々と色鮮やかに変化する大観覧車のイルミネーションにうっとり。

モザイクのレストランの灯りと相まって、まるで映画のワンシーンのよう。

ライトアップされた神戸ポートタワー、白く光る神戸海洋博物館、メリケンパークオリエンタルホテルやホテルオークラなど、昼間とはまったく違った表情を見せてくれます。
年に数回の神戸港ウィークエンド花火に出会えればラッキー♪
神戸市のホームページで最新情報の日程をチェックしてみてくださいね。

港の光が織りなすロマンチックな時間は、心に残る思い出になること間違いなし。
レトロな神戸煉瓦倉庫とハーバーウォーク

旧神戸港信号所の対岸には川崎重工造船所のドックがあります。

旧神戸港信号所から続くハーバーウォークは、木製のデッキとベンチが連なる気持ちのよい道。
突き当たりには神戸煉瓦倉庫があります。

歴史を感じさせる2棟の赤煉瓦造りのレトロ感いっぱいの倉庫群は、明治時代から残る貴重な建物。
かつては神戸港に入港した貨物の倉庫として使用されていました。
現在はカフェやショップとして活用されています。

オールドアメリカンの内装が素敵なスパゲティ専門店オールドスパゲティファクトリー神戸店。

文房具ファン好きにはたまらないNAGASAWA神戸煉瓦倉庫店。雑貨も充実しているのでお土産探しにも。
神戸煉瓦倉庫でノスタルジックな雰囲気を味わってみてはいかがですか。

はねっこ橋近くの八時間労働発祥之地の記念碑。大正8年、当時の川崎造船所で日本で最初に8時間労働を実施したことを記念して建てられました。
後ろに見える作業服にヘルメット姿で作業中の人々に注目。実は人ではなくマネキン人形なんです。
ちょっとしたユーモアディスプレイで記念碑とは関係はないようです。
神戸港遊覧船に乗ろう!
好みにあわせて選べる様々なタイプの遊覧船
歩くだけでも十分楽しめますが、せっかくなら神戸の街を船上から眺めてみるのはいかがでしょうか?
- 神戸ベイクルーズ
- ロイヤルプリンセス 40分コース
- 御座船安宅丸 45分コース
- 神戸シーバス boh boh KOBE 60分コース・90分コース
- コンチェルト(レストランクルーズ) 1時間45分コース
- ルミナス神戸2(貸切りや団体のレストランクルーズ)
神戸港のベイクルーズ遊覧船はいくつかあるので時間と予算に合わせて選んでみてください。
デッキで気持ちのよい潮風を感じながら港の景色を楽しむ遊覧船は、きっと旅の忘れられない思い出になるでしょう。
おすすめはロイヤルプリンセスか御座船安宅丸!
神戸ベイクルーズ ロイヤルプリンセスと御座船安宅丸

真っ白な船体が美しいロイヤルプリンセス。コースは神戸大橋の下をくぐります。

こちらは純和風の御座船安宅丸(ござぶねあたけまる)。江戸幕府3代将軍家光公の命により作られた巨船をモチーフにした船です。
神戸シーバス boh boh KOBE

boh boh KOBEはなんとわんちゃんも一緒に乗船OK。
60分コース(大人料金2,200円)と、90分コース(大人料金2,600円)があります。
モザイク大観覧車セット券大人料金2,400円(通常3,000円)、海洋博物館セット券大人料金2,500円(通常3,100円)も販売されていてとってもお得!
ただし、運航数があまり多くないので事前に調べておきましょう。

遊覧船乗り場前のかもめりあでは、ロイヤルプリンセス、御座船安宅丸、boh boh KOBEのチケットが購入できます。
乗船するならロイヤルプリンセスと御座船安宅丸が運航数が多いのでスケジュールが合わせやすく、コスパがよいのでおすすめです。
ほぼ毎時間どちらかが運航しているため、時間が合う方に乗船するとよいですよ。
コンチェルト(レストランクルーズ)

コンチェルトはモザイク前に乗船乗り場があります。
食事や音楽を楽しめる大型のレストランクルーズ船で、1日4回の運航。
- ランチクルーズ
- 12:30~14:15
- ティークルーズ
- 14:45~16:15
- トワイライトクルーズ
- 17:00~18:45
- ナイトクルーズ
- 19:15~21:00
プランにより料金は様々。ちょっと奮発して優雅にお食事を楽しみたい方向け。
ルミナス神戸2(レストランクルーズ)

神戸メリケンパークオリエンタルホテル横のクルーズ船ルミナス神戸2。
イベントや団体などの貸し切りで利用されています。
まとめ
南京町から歩くメリケンパークからハーバーランドまでの海沿い遊歩道は、神戸の魅力をぎゅっと凝縮した、歩くだけで心に残るルート。
”これぞ神戸観光の醍醐味!” を体験できるこの極上ルートは、南京町から徒歩約6分と気軽に行けるエリアです。
南京町の長安門からメリケンロードをまっすぐ南へ歩いてメリケンパークへ行きましょう。
メリケンパーク⇒ハーバーランドの順でまわります。
メリケンパークとハーバーランドにはポートタワー、フォトスポット、大観覧車、フードスポット、クルーズ、夜景、煉瓦倉庫など、すべてが狭い範囲にいっぱい詰まっています。
だからこそ、時間がない観光でも満足度が高いのがこのエリアの魅力です。
神戸らしい景色と神戸港の潮風を感じながら、思い出に残る楽しい旅を、ぜひこのルートで体験してみてくださいね。
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